第一回 大反省会をします。

第一回 大反省会をします。

企画参加者の皆様、企画審査チームの皆様お疲れ様です!

今日は大反省会と称して第一回 評価シート付き小説レビュー企画について私個人が感じた。

・企画の「評価」についての反省(メイン)

・この企画の進行についての反省(手短に)

・第2回 評価シート企画のお知らせ

を、話せる範囲でお話しようと思います。

正直、想定していたよりレベル高くてビビった。

今回の応募作品は40作品。

そのうち10作品が書籍化経験&予定作家様の作品です。

他にも書籍化未経験作家さんでも、

1000ポイント越えを記録した怪物短編作品がゴロゴロ転がっているので

評価側にプレッシャーがかかる企画でした。

今後第一回のレベルが高すぎて、以降同じ企画でB以上の評価が出てこない

伝説の第一回問題」が起きるのではないかと心配なところがあります。ほんとにこのレベルで審査していいのか……

特に困ったのが「評価項目の設定」。

今回募集作品に設けたルールが「3万字以内で完結していること」のみなので、

ラノベに童話にR18作品と、とジャンルも違えば対象読者も違う作品が集ったため、この評価基準を決めた瞬間に「S評価の可能性が消える」作品も出てしまうわけです。

黒蓮さんや一色さんというLcRAメンバーと一緒に悩んで、有名なレビュアーの方などにもお話を聞きながら、ほぼ三日かけて決めた評価項目は以下の五点。

・キャラクター 
・世界観の作り込み 
・表現の豊富さ 
・構成 
・読みやすさ

ほぼ「文章力」と言われる部分に重点を置きました。

「文章力」という言葉を使わず「読みやすさ」「表現の豊かさ」「構成」と細かな項目に分けることによって、人によって意味が変わる「文章力」をできるかぎり正しく評価できるようにしました。

これがあったら総合評価はひっくり返っていた

ちなみに他に候補としてあった評価項目として

・「個性」

・「キャッチャーさ」

「会話文」

・「つかみ」あるいは「インパクト」

などがありましたが、高い得点が「読み手の感性」になるべく振り回されたくないため、これらの項目は残念ながら外れました。

今考えれば「キャラクター」や「世界観の作りこみ」といった項目も読み手の好みにだいぶ左右されるので、どっちもどっちな気はしますけどね。

ただ、今回応募された作品のなかには「センス的な部分」を評価したくなる作品も多く、評価項目が変われば評価が1段階跳ねあがるタイプの作品もあったので若干の心残りはあります。

独創的でランキングでは掘り出せない作品が評価されるために企画を作ったのに、平等性を保つためにそういった作品が高評価を得にくい仕組みを作ったのは皮肉な話だなーと少し思っています。

 

項目ごとの「ナロラボ」の評価基準

さて、ほかのレビュアーについては分からないのですが、

ナロラボは今回以下のような感じで評価をしました。

1.キャラクター 

「主人公」と「名前付きその他キャラクター」の2部門で評価。

どちらも以下のポイントを見ていた。

・物語中はキャラに終始統一感があったか

・キャラの書き分けができていたか

・物語の展開にキャラがきちんと関与しきれていたか(そのキャラがいないと物語が成立しないレベルの必要性があるか、役割を兼ねられないか)

・リアリティの欠如はないか(作品による。必要のないキャラもいる)

・そのキャラクターを引き立てるための演出はあったか→ここは表現と混同していたようにも感じる

「これにすべて当てはまっていれば」という付け方ではなくこれらの中で欠けている部分が分かれば減点、上手くできている部分が分かれば加点という形で3点を基準に点数を付けていた気がします。

2.世界観の作り込み 

「リアリティ部門」

・違和感や矛盾はなかったか(減点要素)

・作者の持つ知識や調べた情報が世界観に良い影響をもたらしていたか(加点要素→やりすぎると構成に影響あり)

・とにかく「映像で見えるレベルのリアルさ」があったか

「独自設定部門」

・物語に魅力的な独自ルールがあったか(加点要素。ただしここは好みが作用)

・独自ルールを消化不良のまま終わらせていなかったか(減点要素)

「文章部門」

・雰囲気づくりのための文章的演出はあったか→表現と混同していたようにも感じます。

・雰囲気が統一されるような表現ができていたか→表現と混同していたようにも感じます。

上記をキャラクターと同じような感覚で評価していました。

この項目はかなり厳しいつもりでしたが、平均見ると一番高い項目だったので驚きです。

3.表現の豊富さ 

「一文に二つ以上役割を持つ文を上手く生み出せていたか」と、「演出の手段の豊富さ」「文章の美しさ(主観)」で評価。

ここは自信ないです。

この項目ほとんど「感覚評価」なので良い意味でも悪い意味でも「目立った文章」の数でプラス点とマイナス点が付きました。

直接表現が多い作品は不利だった気がします。

おそらくここが「ナロラボに理解できない細かなクオリティ」にこだわっている作品は不利だったかもしれません。

ここの評価が下手なので「くどい表現」と「良い表現」の見分けが、ほかのレビュアーより下手だった気がします。努力します。

4.構成 

ここも自信ないです。

正直勉強不足。すいません。全体的に読みやすさの項目と混同している気はするので、欠陥を指摘する形が多かったです。実力が足らなくて申し訳ありません。

主には

1.世界観や物語の基本ルールを前半で、説明的でない形で違和感なく読者に理解させる工夫があるか

2.キャラクター紹介を地の文で説明する以外の手段をとれていたか→表現と混同

3.読み切り漫画的ではなく、短編小説として完結できているか

4.展開が早すぎたり、遅すぎたりしていないか(感覚的な要素強い)

5.物語のつかみに工夫はあるか。

6.読者を驚かせるオチはあるか

を注意して読んでいました。映画が好きなので評価の仕方が映画的かもしれないです。

終盤が急ぎ足でなければオチよりも「前半の面白さで逃げ切る作品」を高く評価する傾向にありました。

5.読みやすさ

ここもほぼ感覚評価。

評価3 意味は分かるけど分かりにくかったり、つっかえた表現が目立つ

評価4 問題なく読める。つっかえることなく読み返すことなく内容が理解できる。

評価5 難しく複雑な描写を分かりやすく表現できていた

評価2.5以下は匙加減ですが、評価3の項目の中でより濃いものに評価2を出した気がします。

 

これがしっかりできていたかも、この基準が正しいかも分かりません。

次回以降は、もっと自信をもって評価できるように工夫します。

「ある一点が面白い未完成な才能」を見つけるのではなく「どれだけ完成されてるのか」を評価するツラさ

いやぁ……評価って難しいし、つらい。

面白いんですけどね。

当然ですが、私の評価や評価コメントは完全な「正しい」ではないと思っています。むしろ間違っている部分が多いコメントもあるはずです。

それでも今回私自身は「可能な限りお手本小説的に近いか遠いか」を意識し、

「自分の好みの小説タイプからいかに近いか遠いか」という評価基準にならないように努めました。

(これでも結局「自分の考えるお手本小説」が理想なので結局主観なのですが)

結果、不思議なことが起きます。

自分ではさっぱり面白いと感じてなくても減点ポイントがないから評価が高い小説があったり、

自分の好みどストライクな表現や描写があっても明らかな欠点がある場合評価が低い小説が生まれるのです。

これは「色々な欠点はあるけど、私はこの表現が好きでストーリーも矛盾あるけど面白い!」という理由で文章評価5・ストーリー評価5を出せる小説家になろうでは考えられません。

完成度関係なく、光るものを引き上げられる新人賞とも違います。

これがツラいですし「あの小説面白いと評判なのに、評価シートの得点低い」みたいな現象が起きかねないのです。

作者の個性を肯定できないのがツラい

他に起きる問題として「作者の個性を否定する」みたいな評価コメントせざるを得ない場合が出現するんですよね。

例えると「映画 スターウォーズ」がこの企画に送られてきた場合、僕は以下のコメントをすると思います。

読者がまだ物語に入り込めていない冒頭の段階から、宇宙に文字だけの世界観設定や過去に起きたエピソードを長々羅列されても、頭に入ってきません

「プロローグが好きだ!」という多数の人間の意見を切り捨てるコメントです。しかし実際のところ企画で似た感想を述べてしまった作品もたくさんあります。「これがこの人の個性なんだろうけどなぁ」と悩みながら。この企画の特徴なのだと思います。

この企画は「ファンでもアンチでもない素人が作品にどういう印象を持つのかを知ることができる」がメリットでもあり、デメリットです。

作者の交流コミュニティにはない価値観を持ったレビュアーが「思ったこと」を述べます。

ファンの意見は絶対無視できないので我々の意見を完全に受け入れることは危険です。なので取捨選択は作者様にお願いしたいです。

私も嘘をつくつもりはありませんが改善点を述べるだけでなく「良さを見つける」能力を鍛えたり、また私と違うタイプのレビュアーを評価側に入れることでなるべく肯定的意見が生まれやすい企画を作ろうと努力します。

読む順番で有利不利が出る話

では「項目を測るという意味に関して平等なのか」と聞かれると、

これは申し訳ございませんが不完全だと答えざるをえません。

今回、一番感じたのは「40作品のうち前半に読まれた小説の方がやや有利」ということです。

正直40作品を読むと、25作品目程度から「良い作品と悪い作品の例をたくさん読んできたため、評価基準がどんどん厳格化していく」のが分かるので、自分が出した初期に読んだ作品の評価「4」と25作品以降の「3.5」がほぼ同じレベルになってないかと心配になりました。

また、30作品目に入ると頭がやや疲れているため「よっぽど分かりやすい良さ」がないと高い得点が出にくくなっている気がしました。

他にも「他のレビュアーから既に高評価or低評価が出ている作品は、より注意深く読むので評価が厳しい」「前後の順番でC or Aの作品がある場合、得点が甘くなったり厳しくなったりしている気がする」などを感じました。

また個人感情として、

第一回目なのでCはあまり出したくないけど、AとSもあまり多くは出したくない」という不平等な心理状態で小説を読んでいたことも審査に悪影響を与えていた可能性があります。

これは難しい問題なので、まずは読む本数を減らして有利不利をなくすこと。そして回数を重ねることで自分に絶対的な評価軸を作ってブレないようにすることなど頑張りたいと思います。

複数人で審査すると「評価S」が出る可能性は限りなく低い。

今回、誰がどれに出したかは説明しませんが、個人審査の時点でS評価(23.0)が出ていた作品が三つあります。

 

リリちゃんと、冬と春の女王様

http://ncode.syosetu.com/n2557dt/

 

フィアの魔女

http://ncode.syosetu.com/n5408dy/

 

貧乏伯爵令嬢と強面侯爵令息

http://ncode.syosetu.com/n6522dv/

※今回総合得点22を獲得した「からくり兵士は子守唄を聴き返す」のレビュアー平均得点は非常に高いですが、23以上を出したレビュアーはいませんでした。

 

個人で23以上の評価が出ているのにも関わらず、評価Sが出なかったのはもちろん「レビュアー内で評価が割れた」ということです。

けど実際のところ、複数人で評価を下して平均23.0を出す作品を作ることって、無理なことなんじゃないかと思っています。

まず、評価23.0はオール4.5点ですらたどり着けません。必ず一つの項目に満点である5点が必要になります。

 

この企画で5点を取るのは本当に難しいです。

 

複数人が評価5の得点を出さなければいけないので、好みとかそういう次元を超えた「絶対的な完成度」が必要になります。

 

レビュアーも「作品の欠点を見つけて他のレビュアーに評価を下げるよう納得させること」はできるかもしれませんが「作品の良い点を見つけて他のレビュアーに評価を上げるよう納得させること」はかなり難しい。

 

※今回の審査では他のレビュアーの評価が間違っていると指摘して他のレビュアーの評価を変えさせることは一度もありませんでした。

 

なので、評価Sは今後も概念上は存在し続けますが、基本的には「A」が最高評価だと考えていただいて問題ありません。評価Aが出たらよっしゃあああ!と跳ね上がるレベルに喜んでいい評価です。

 

今回、A評価が出た作品に関しては誰がどれを読んでも「上手い」か「面白い」を感じる作品だと思ってるので、読んでない方は文字数の少ないものから読んでみてはいかがでしょうか?

「恋愛 × ファンタジー」系の作品は有利!?

これは予想に過ぎませんが、

自分が参加者としてこの企画に作品を送り込んで本気で23点を獲得しにいくなら

ラブコメ要素のあるファンタジー作品」を書きます。

今回A評価には「恋愛要素のあるファンタジー作品」が6作品/9作品並んでいるため、あながちこのやり方は間違っていないんじゃないかと思ってます。

これは評価項目からの逆算です。

・キャラクター

メインを男女2名に絞り込んで、少ない字数でキャラを掘り下げます。

狙うは4.5〜5点です。

・世界観の作り込み

舞台はハイファンタジー。特殊ルール(簡単なところでいうと貧富の差がある男女が入れ替わるなど)をキャラクターに盛り込むことでキャラの加点を狙いながら、

その設定をいかにリアルに書き込むかでレビュアーに世界観を評価させます。

ここも狙うは4.5〜5点です。

・表現の豊富さ

ラブコメ作品ゆえに常に緊張感ある締まった文章である必要はありません。ある程度のクオリティは求められますが、明らかに下手な文章を書かなければ、超厳しいレビュアーでない限り減点はないはずです。

盛り上がるシーンでかなり熱の入った文章を書き、その部分の描写だけで高い得点を取りにいきましょう。ここも4.5〜5点の獲得を狙いましょう。

・構成

ここが一番の難関。自分自身具体的な案は思いつきませんが、付き合う(結婚する)かどちらかが死ぬタイプの超王道短編小説を書けば大きく減点はないでしょう。難しいので4点、ラッキーパンチで4.5点を狙いにいきます。

・読みやすさ

ここは落とせない。読みにくい表現がないか徹底的にチェックし、目指すは5点。最悪評価が割れても4.75くらいを取りに行きましょう。

と、書いてはみたんですけど

まあ僕にはラブコメでS評価の作品は書けないでしょうね。あれだけのクオリティの作品たちがAやBでとまってるわけですから。B評価だって出せるか怪しい。

今後この企画に書籍化作家さんを入れるべきか、否か。

さて、話題を変えます。

今回このイベントには書籍化作家さんが多く参加していただきました。

これが企画の盛り上げやRTの多さなどにもつながったわけなんですが、

一方で参加者の方から「書籍化作家さんと一緒に評価されるのはプレッシャーです」という声をいただいたり

なろうで評価されない作品にスポットライトを当てたいのであれば、書籍化作家さんには参加を遠慮していただくべきではないか」という意見もいただきました。

これについて私の方でも色々考えたんですけど、結論は

書籍化作家さんには今後も参加していただきたい!

 むしろ参加者の10%~25%は必ず書籍化作家さんにしたい」と思っています。

 

今回のこの企画、ウリは評価シートだけのつもりだったんですけど実際は

1.評価シートがもらえる

2.マイナー作家が、書籍化作家さんの作品と比較して自分の短編の完成度で知ることができる

の二つになったと思います。

やっぱり「超ハイレベル作品」の中で比較される方が燃えますよね。

 

それに、企画をしたことで結構ビックリしたのは書籍化作家さんが送ってくれた作品って、参加作品をなろうのポイント順で並べてみたら「下位20%」に入ってるものばっかりなんですよね。評価二ケタポイントなんて全然珍しくない。感想も一つか二つあるかないか、すっごい面白い作品なのに感想ゼロの話もありました。

つまり、書籍化作家さんの作品=書いてる全てが大人気作品っていうのは間違いで、

やっぱりジャンルによっては書籍化作家さんでも感想が全くない作品があるんですよね。

結構この事実って知らない人多いのではないかと思います。

また書籍化作家さんも、

同じ作品の続きばかりでなく、何か別のタイプの作品を書いてみたい

書いたことのないジャンルの作品を書いて、何かしらコメントが欲しい

みたいなことを思ってると思ってる人結構いると思うんですよね。普段と違う作風を試してみたい、みたいな。

連載で使う能力と、質の高い短編を書ける能力って全然違うと思うので、書籍化作家さんとしても、こういう企画で高い評価を得られることって嬉しいと思うんですよ。

 

そういう「息抜き」のためにこのイベントを使ってもらいたいですね。

ということで、今後このイベントの方向性は「ハイレベル短編企画」として続けます。

なろうを始めたばかりのルーキーさん用の企画とかも作りたいんですけど、まずこの企画が安定開催できるようになってから始めようと思います。

 

ナロラボも作品を提出していたが、企画が大きくなりすぎたので公開をとりやめた。

実はナロラボも、Twitterの個人アカウントを使って、隠れて時間内に41作品目の作品を提出していたのですが、

企画の規模が大きくなって「評価側の人間の作品」ということがあまりフェアじゃない印象があると思ったので取りやめました。途中までLcRAチームに正体隠してたので評価シートまでもらったのですが、途中で罪悪感が半端なくなって評価チームには隠すのをやめました。

以降、レビュアーには「自分が評価側にまわっている大会は、参加者になれない」を徹底したいと思います。

ちなみにホントは、ここに自分の作品の評価シートとURL載せてたんですけど記事を見直した段階で「なんだこの自慢というか、ミサワみたいな文章。ステマっぽい」ってなったのでやめます。

今回の良かったところ、悪かったところ

簡単に企画の進行についての反省をここに乗っけたいと思います。

サイト認知度アップ  → 〇

なろうラボのTwitterのフォロワーが三日で50人、二週間で100人増加。

LcRAも近いうちに100人アップ達成予定。

計画性        → ×

想像以上の作品レベルと作品数によって評価チームには朝令暮改を連発しました(申し訳ありません!)。

LcRA評価チームには想定以上の負担をかけてしまったうえ、

自分自身も今回のやり方と規模で企画を継続するのは難しいと判断。

今後1回~2回は継続可能な方法を探すために人数制限をかける等、やや規模を縮小し、あまり負担をかけずに今回と同じ人数を評価できるやり方を模索する予定です。

応募作品のレベル   → ◎(本当に面白い作品ばかりでした)

レビュアーの想定をはるかに超えるクオリティの作品が多く、嬉しい悲鳴ではありますが差をつけるのが本当に難しかったです。

同じこと言いますけど、今後第一回のレベルが高すぎて、以降同じ企画でB以上の評価が出てこない

伝説の第一回問題」が起きるのではないかと心配なところがあります。

第一回の皆様のためにも第二回以降は募集する作品のレベルを今回程度に維持しながら、今回は出なかった「S評価」の短編作品の出現を待ちたいと思います。

(というか今回出さなかったら永遠に出ないのではないかと未だに心配……)

評価得点について      → △(しかし一回目にしては非常によくできたはず)

応募作品の平均レベルが第一回目ということもあり「読まないとどのくらい厳しく評価していいか分からない状態」だったので、審査員全員に今回は統一した評価基準やチェックシートを作れず、ほぼ体当たりで感覚的な審査を行わざるを得ませんでした。

なので△の理由は評価者のクオリティではなく企画者である自分の見積もりの甘さが原因です。

けれど、良かった点もあります。

「評価レベルの調整」がないにも関わらず、終わってみればどの評価項目も偏りなく平均3.5に近い点数を出しており、辛口ではありますが結果は「割りと平等な評価」ができていたように感じます。

というか、

書籍化作家さんにもなろうの高いポイントの作品にも、ブレずに自分たちの基準を貫いて偏らずに評価できたLcRAチームはほんとにすごいまた一緒に企画をしたいです。

なろうラボ自身の反省点としては、やはりジャンル熟知度や、レビュアーの好みが評価として出てしまったと感じるので、今後はそこをできるかぎり改善していきたいです。

また、作品によってはコメントの質に差があったと思うので、次回以降努力したいと思います。

今後は第一回、そして実力のあるレビュアーを迎えて行う第二回を参考に簡単なチェックシートのようなものを作って、誰がやっても同じレベルの審査ができる」状態を目指したいと思います。

 

結果発表までの速さ  → 〇

当初の予定通り、二週間で40作品全ての評価シートを作成することに成功しました。二週間で発表というスタイルは今後も続けたいと思っています。ただ、ホームページに貼った画像が大きすぎてスマホで見れない問題は次回なくしたいと思います!

予告 激辛ハイレベル短編小説企画 第二回 評価シート付き小説レビュー企画 審査員決定!!!!!

以前もお知らせしましたが、

Web小説レビューサイト「KaKuKaKu」とコラボした第二回短編小説評価レビューの開催が近づいています。

じゃん!!!!

詳細ページはまた後日公開しますが今回は審査員の紹介をします。


 

ナロラボ
当サイト管理人。第一回 評価シート付小説レビュー企画開催者兼レビュアー。普段はWeb小説投稿に役立つ情報を集めるアンケートなどをおこなっています。前回の企画で40作品を全力で評価したため、今回はより正確な評価が可能なはず。好きな短編小説は乙一「ZOO」だが、野崎まど「野崎まど劇場」も好き。


 

クロスグリ

ライトノベルを愛する書き手兼レビュアー。他人の文章にはうるさく、一癖ある作品が好み。短編作品においては無駄の少なさとオチを重視いたします。好きな短編小説は、時雨沢恵一「キノの旅」  web小説やライター活動の専門サイトを運営中。主にハウツー記事を掲載しています。依頼制の作品レビューもしているので、気になった方は下記のリンクからご連絡ください。 Twitter: Site:


ゲスト審査員

とびらの

小説家になろう書き手ユーザー。「清純ギャグ短編企画」「TSゴールデン企画」等感想評価型のユーザー企画の主催者としてこれまで100以上の小説の評価を行ってきた。クロスグリが実力のあるレビュアー候補として一番最初に名前を挙げたため、なろうラボが直接声をかけさせていただいた。参加していただいて本当にうれしい。


 

ひょろ

小説家になろう読み専ユーザー。2017年4月9日からお気に入り小説の紹介をエッセイにした「読み専が紹介する『なろうお気に入り作品』」をスタートし、現在までほぼ毎日更新で150本以上のWEB小説を紹介してきた。エッセイは現在レビューを受けた数が19本を超える小説家になろう屈指の人気エッセイとなっている。なろうラボ自身がエッセイのファンであり、今回の参加は本当にうれしい。


 

今回は評価点とは別に

Kakukaku賞(クロスグリさんが気に入った短編小説作者を自身のサイトにて長文全力レビューしてくれます)]

そして、S評価よりも出るのが難しいと言われる

ひょろ賞(ひょろさんが気に入った短編小説をあの「読み専が紹介する『なろうお気に入り作品』にて紹介してくれます」)]

があります。参加者は20名以下に絞りますが、奮ってご参加ください!

ルール

・1人1作品まで

・20作品までで締めきります。書籍化作家さんは最大5人までで締め切ります。

・レビュアー全員が20作品を読み、五項目で評価。項目は

・キャラクター 
・世界観の作り込み 
・表現の豊富さ 
・構成 
・読みやすさ

の五点。

・前回から審査方法を変えます。各レビュアーが付けた点数を4で割ります。今回は誰がどれに何点付けたかも全公開します。

・作品は5000字~1万5000字以下の恋愛要素のある短編小説(現代・ファンタジーなど問わず)。

・前回出したものは不可。R18作品、長編のスピンオフ作品は禁止します。

・全作品がある程度エンタメ作品である前提で読ませていただきます。大衆向けエンタメ小説は問題ありませんが、純文学は評価ができません。「ある程度エンタメ要素がある純文学だ」なら問題ありませんが、人を選ぶタイプの小説はよっぽど実力がないと評価が下がる傾向にあります。

参加資格のあるユーザーは以下の通り。

1.書籍化経験・予定作家(ただし、書籍化作家平均点が出ることをご了承ください)

2.過去に「ナロラボ」の企画でA以上の評価を獲得した小説の作者(参加優先度は下がります)。

3.五千字以上の短編・完結作品を10作品以上公開している方

4.五万字以上の完結作品を公開している方。

5.十万字以上の連載作品を公開している方。

 

また第二回からは「評価シート強制公開」します。

前回参加された方は分かると思いますが、この企画は皆さんの作品を肯定するための感想をあげるイベントではなく「激辛評価イベント」ですのでに参加する方は『D評価』が出ても、絶対に大丈夫というハートの強さが求められます

前回は全体の1/4C以下の評価が出ています。最低評価のD評価も普通に出ました。マジで厳しいイベントです。

下手と言われてもいいから今自分の書く小説がどういう評価を得るのか知りたい」「俺の小説は全てが絶対に完璧だ!誰に何と言われようが俺は完璧だと思い続ける!蹴散らしてやるぜ!」という方でない場合はご遠慮ください。

※評価シートはインターネット上に公開されるということもあり、今後の創作活動・出版物の売れ行きに影響を及ぼす可能性があります。我々のようなアマチュア集団の評価が皆さんの創作活動に傷つけるのは心苦しいのでよく考えてご参加ください。

 

企画のヒント

面白い小説よりも「素人でも上手だと分かる小説」が評価されやすいです。

傾向として以下のような小説が評価が高いです。
・「表現が分かりやすく、
ラストに向けて構成と演出がある程度凝っていて
結末がしっかりと考えられているエンタメ小説

以下のようなタイプの小説は前回の企画の評価を見ると、評価が下がる傾向にあります。
・会話文のみでストーリーが展開されている作品。
・キャラクターが掛け合いをするだけで「ストーリー」がない作品。

・短編で完結しておらす、連載の1話・読み切り漫画的な終わり方をしている小説

 

以上のことを考えてよろしくお願いします!